ヨドバシの家電売り場が携帯会社の販売員だらけだった話
ヨドバシで冷蔵庫を買った
7年ぐらい使ってた冷蔵庫が壊れたのでヨドバシで新しいのを買った。冷蔵庫の話は置いておいて、久しぶりに行ったヨドバシの家電売り場の話をしたい。
たまたま行ったのがヨドバシだったけど、ビックカメラでもヤマダ電機でも同じような状況だと思う。
家電量販店のメリット
ヨドバシの家電売り場といえば、ヨドバシの社員か家電メーカーの販売員がいて、商品の説明をしてくれるものだと思っていた。
ヨドバシ社員は、例えば「冷蔵庫ならおまかせ」みたいなタスキをかけていて、細かい違いを教えてくれる。メーカー販売員の場合、自社製品のセールスポイントをアピールしてくる。
そういう説明が聞けるのは、ネットショッピングにはない、家電量販店の強みだと思う。ネットでなんでも買える時代にわざわざ量販店まで行く大きなメリットは、
- 実物が見れる
- プロの説明が聞ける
ということだろう。
家電売り場にいるのはauの販売員
が、久しぶりに行ったヨドバシの家電売り場(冷蔵庫売り場)にはauとかSoftBankのロゴ入りの制服を着た人がやたら多い。
赤い服のヨドバシ社員はほとんどいないし、パナソニックとか三菱の人もいない。高級品のエリアにはいるのかと思ったけど、やっぱりいない。
とりあえず話しかけてきたauの人に2つの商品の違いを聞いてみたら、カタログを見て確認している。それなら自分でもできるよ…。
今回はすでに目星をつけていた商品があって実物の確認が目的だったので、説明がなくてもまあ良かったんだけど、せっかくだから色々聞いてみたかったのに残念だった。
売りたいのは冷蔵庫ではなく光回線
そのままauさんに発送などの手続きをしてもらった。
もろもろの手続きの最後に、案の定、「auひかり」はいかがですか、お得ですよ、という話が始まった。きっぱり断ったら若干食い下がりつつも素直に引いてくれたので良かったけど、なんかイヤな気分だった。
auさんは物腰も柔らかく対応に特に不満はなかったのに、なぜイヤな気分になったのだろうか。
こちらが欲しがっているものとは別のものを売り込まれることへの嫌悪感があるような気がする。俺が欲しいのはそれじゃねえよ、っていう感じ。突然やってくる訪問セールスに対する気持ちに近いものがある。
今回の場合、冷蔵庫のアクセサリーを勧められるならまだ納得感がある。でも、まったく関係ない光回線を勧められても、それはそっちの都合でしょ、という気持ちになる。
お客さんのためになっているか
ヨドバシ社員やメーカー販売員がいなかったのは、たまたまそういう時間だったのかもしれない。対応してくれたauさん自身にも不満はない。
ただ、冷蔵庫を買いに来た客に光回線を勧めるのが本当に正しいのだろうか。少なくともお客さんのためになっているとは思えない。
「おっ、そんなにお得なプランがあるの?ちょうどよかったよ、ありがとう!」
っていう人が100人に1人ぐらいいるのかもしれないけど、他の大多数の人にとってはジャマなだけだ。目先の利益にとらわれないでほしいなと思う。