マナーがあればルールはいらない?
Dragon AshのKj、語る
先日、16年ぶりのシングルCDをゲリラ発売したハイスタ。多くの関係者たちが発売の事実を知っていたにも関わらず、情報が漏れることなく店頭にCDが並んだ。
それについて語ったDragon Asy、Kjの言葉。
みんな(発売を)知ってたのに、こんなに情報過多な時代にそれが漏洩せずに、結果的にリスナーたちを本当にビックリさせることができたっていう、音楽業界の倫理観がすごいなって。「ハイスタ出すんだ」って言いたいじゃん、超言いたいじゃん(笑)。
そういう、みんなの愛とか倫理観とか、マナーがすごいなって思うんだよ。やっぱり、マナーがあればルールはいらないわけだから。
Dragon Ash・Kjが語る「デジタルで音楽がなくしたもの、変わらないもの」--独占インタビュー - (page 2) - CNET Japan
引用した最後の言葉が印象的だった。マナーがあればルールはいらない。
マナーとルール
マナーがあればルールはいらない
共同体の規模が小さいうちはルールがなくてもうまくいく。会社でも部活でもなんでもそうだ。規模が大きくなるにつれて、徐々にルールができていく。ルールができると、ルールさえ守っていれば何をしてもいい、というような考えをもつ人間も増えてきてしまう。そして、ルールはさらに細かく、厳しくなっていく。
ルールがないと立ち行かなくなるのも事実だ。個々人の考えるマナーに違いはある。合意のもとにマナーを明文化したものがルールだともいえる。
知らないうちに誰かにイヤな思いをさせるぐらいなら、はっきりとルールとして定められている方がいいのかもしれない。
マナーもルールもあっていい
マナーもルールもどっちもあっていい。
ただ、みんなが当然のようにそれを守っているルールがいい。ペナルティさえなければいつでも破ってやる、とみんなが思っているようなルールはイヤだな。理想主義的な考え方かもしれないけど。
マナーにしろ、ルールにしろ、それを振りかざす人間にはならないように気をつけようと思いました。おわり。
糸井重里が語るルール(2016/12/07追記)
糸井重里(著)、永田泰大(編)の「ボールのようなことば。」を読んでいたら、ルール(規則)について語られていた。
「ないほうがいい」と、
その規則がなくなる日を祈るような気持ちで、
つくられる規則でなきゃ、ほんとはダメだ。
ボールのようなことば。(Amazon) / P42
そのとおりだと思う。
喜んでドンドン作っていくものではないよね、ルールは。