スマートスピーカーGoogle Home Miniがテレビの声に反応して困る
さまぁ~ず三村の声に反応しまくるMy Google Home Mini
『さまぁ~ず×さまぁ~ず』を観てたら、Google Home Miniにイラッとした。
さまぁ~ず三村が語った電器屋エピソード
今回観ていた『さまぁ~ず×さまぁ~ず』(2018年1月15日深夜)で三村が語っていたのは、家族と電器屋に行った話。
三村と奥さん、大学生の娘さんの三人でスマホの音楽を聴けるBluetoothスピーカー(たぶんGoogle Home)を見ていると、店員がやってきて「なぞなぞも出せるんですよ」と的はずれなプレゼンを始めたという。
なぞなぞ地獄
「OK Google、なぞなぞを出して」
テレビの中の三村が電器屋の店員を真似てそう言った瞬間、そばにおいてあったGoogle Home Miniがなぞなぞを出してきた。
シンキングタイムにはオルゴールの音楽が流れて、全部で30秒ほど、聞きたくもないなぞなぞを聞かされた。
三村が繰り返し「OK Google、なぞなぞを出して」と言うものだから、そのたびになぞなぞを出してくるMy Google Home Mini。なぞなぞ地獄。
さまぁ~ずのトークはよく聴こえなくなるし、そもそもなぞなぞを求めてないし、かなりイラッとさせられた。
「不意打ちのなぞなぞ」ほど人をイラつかせるものはない、という学びを得た。
Google Homeの個人識別能力はザル(今のところ)
Google Homeには「声だけでユーザーを識別できる」という触れ込みの、Voice Matchという機能がある。
最初のセッティングのときに「OK Google」と「ねえGoogle」を何回か言わされたので、それで自分の声を認識してくれたんだと思っていた。
もしかすると自分の声と三村の声が似てるのかな?と思ってYouTubeの動画で試してみた。
この動画。
結果、YouTubeの動画のおねえさんの声にも思いっきり反応した。
3分くらいからVoice Matchのデモをしていて、動画の中ではうまくいってたけど、自分のGoogle Home Miniに聞かせてみたら3人中2人に反応した。スケジュールを訊くデモで未登録の人には教えないという内容だったのに、動画の中のおねえさんに自分のスケジュールをベラベラと喋る我がGoogle Home Mini。困ります。
これからデータが蓄積されれば識別能力が上がっていくのかも知れないけど、今のところGoogle Homeの個人識別能力はザル。
Googleカレンダーに家族にバレたら困る予定が入ってる人は、Google Homeは買わないほうが安全です。
スマートスピーカーをアピールするのは難しい
番組の中で三村は「見当ハズレのプレゼンを繰り出したなぞなぞ店員にイライラした」と話していたが、間接的に聞きたくもないなぞなぞを聞かされた自分もイライラした。
スマートスピーカーのウリになぞなぞを持ってくるのは明らかに間違っている。
スピーカーになぞなぞを出してほしいと思っている人間なんて、たぶん1000人に1人もいない。百歩譲って小さい子供がいる家庭なら遊び相手にいいのかもしれないが、大学生の娘さんを連れた三村家族にするセールストークではない。
とはいえ、スマートスピーカーを売るのが難しいというのも分かる。
スマートな機能を打ち出すよりは、まずスマホの音楽が聴けるBluetoothスピーカーとして売ったほうがいいと思う。スマートフォンは携帯電話というよりも小型のPCであるが、あくまでも「最新の携帯電話」として人々の懐に飛び込んだように。
ちなみに、誰にも響かないと思いますが、私のGoogle Home Miniイチオシ機能は時間を教えてくれる機能です。布団の中から一切動かず話しかけるだけで時間が分かるのは最高です。