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キングオブコント2017の審査に見る、現役コント師たちの本音

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キングオブコント2017の余韻

にゃんこスターの衝撃が未だ冷めやらぬ中、おぎやはぎがラジオ「おぎやはぎのメガネびいき」(2017年10月6日、10月5日深夜)でキングオブコントについて語っていた。

「優勝はかまいたちで文句なし」「インパクトに残ったにゃんこスターが準優勝というのも良かった」「いい大会だった」といった意見を二人で言い合っていて、概ね満足している様子だった。

その中でも印象的だったのが、矢作の「(自分と同じ)芸人が審査しているからか、芸人から見て順当な順位だった」という言葉。

芸人でもなんでもない、いち視聴者から見ても今回の最終順位は妥当な結果だったと思う。

トップバッターのわらふぢなるおの点が結構高かったときは「最初から高い点にしちゃって、ちゃんと差がつくのか?」と心配になったり、「ゾフィーの点はちょっと低すぎじゃない?」と思ったりもしたけど。

裏の主役ともいえる審査員たちについて書きたい。

現役コント師の視点

キングオブコントの審査員

2015年からキングオブコントの審査員を務めているのは、

  • バナナマン(設楽統、日村勇紀)
  • さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)
  • ダウンタウン・松本人志

の5名。

それまでは100名の準決勝進出者たちが集団で審査していたのに対して、少数の"レジェンド"が審査する形式になっている。

松本人志は2012年のMHK以来しばらくコントから離れているが、さまぁ~ずとバナナマンはテレビのレギュラーを多数抱える今でもライブをやり続けている。レジェンドであるとともに現役のコント師でもある。

この二組の審査コメントを見返すと「やっぱり現役なんだな、この人たちは」と感じた。

バナナマンとさまぁ~ずの審査コメント

例えば、さらば青春の光の二本目に対してのバナナマン。設楽も日村もファイナルステージではさらば青春の光に最高得点を入れている。

設楽「ものすごいイイ設定ですよね、これ。すごい…イイ設定だな〜と思って」

日村「おもしろい、正直ずっとおもしろい」
設楽「このネタほしいよね」
日村「ほしい!」

そして、かまいたちの二本目に対してのさまぁ~ず。大竹と三村がファイナルステージで最高得点を入れたのは、かまいたちだった。

三村「やりたいなあ、アレなあ」
大竹「アレやりたいなあ、アレ」
三村「アレやりたい」
大竹「体力があったらアレやりたい。いいネタでした」

アレというのは、濱家が山内の足を持ってウェットスーツを強引に脱がせようとするアレ。

「審査する人間がやりたい・やりたくないとか言うのはどうなの?」という意見ももちろんあるだろうが、自分は信頼できる視点だと思う。やりたいから高得点、というわけではなく、高得点をつけたくなるくらい面白いから自分たちがやりたい、ということだろう。

きっと本音では審査なんかするよりも自分たちがコントをやりたいんだろうな、と思った。

心に響くバナナマン・設楽の言葉

ちなみに、二組ともずっとこんな調子だったわけではなく、真っ当なコメントもしていた。特に5人の中でいちばん審査員らしいコメントをしていたのはバナナマンの設楽だったと思う。

アキナに対する言葉は本人たちにも響いたのではないだろうか。

設楽「おもしろかったと思いますし、見せ方も新しいし…」

設楽「たぶん、もっとなんでしょうね。自分たちが思っているところにいくんだったら、もっとなんですよ。そう思いました」

最後の一言がグッときた。設楽さんいい人だな、と思った。自分に言われてるわけでもないのに、もっとがんばろうと思った。こんな先輩がほしい。

バナナマンは2008年のキングオブコント第一回大会の最終決戦でバッファロー吾郎に敗れている。きっと悔しい思いをしたであろう設楽さんだからこそ言葉に重みがある。

アキナは不完全燃焼の感があったので、来年またがんばってほしい。

カムバック、松本人志

そして、そんな現役のコント師たちとともに審査をしていた松本人志。

ネタ終わりのコメント・寸評は笑いをとりにいったものも多かったが、最後のにゃんこスターのネタが終わって暗転から審査員席が映し出されたときに、ひとり頭を抱えていた姿が印象的だった。真剣さが垣間見えた瞬間だった。

オリラジ中田敦彦が言っているように、M-1、キングオブコント、IPPONグランプリ、そしてドキュメンタルと、審査する側・ルールを作る側に立つことが多くなった松本人志だが、この人も根はプレイヤー。

冒頭の「来年はね、浜田さんと二人でコントをやってみたいと思っております」という言葉。冗談めかしていたが、半分は、いや半分以上本気だったんじゃないだろうか。

楽しみに待っていたい。

こんな現役のコント師たちに囲まれていたら、きっと魂が揺さぶられているはず!

最後に豆知識を紹介しておくと、審査員の登場シーンのポーズはリハで代役がやった動きの真似だそうです。こういうノリもいいよね。

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