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globeの名曲「Perfume of Love」を聴く〜小室哲哉引退によせて

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小室哲哉引退によせて

週刊文春の不倫報道を受けて引退を表明した小室哲哉。

記者会見から1ヶ月ほどが過ぎた。

ツイッターアカウントが削除されたり、本当に表舞台から消えていく準備をしているように見える。

小学生のころに小室全盛期を実際に体験していた自分にとって、小室と安室の引退は平成の終わりを感じさせるのに十分な出来事だった。同じように感じた人はたくさんいたと思う。

昨年末に有線かなにかの店内BGMでglobeの曲が流れているのを聴いて以来、ストリーミングで色んな曲を聴いたりして自分の中でちょっとした小室リバイバルが起こっていたので、小室の引退は衝撃的だった。

globeの曲はSpotifyでもApple MusicでもGoogle Play Musicでも配信されている。YouTubeにも動画がアップされている。

今回はglobeの曲の中で最も好きな「Perfume of Love」という曲について書こう。

下り坂でリリースされた「Perfume of Love」

「Perfume of Love」は1998年に「wanna Be A Dreammaker」、「Sa Yo Na Ra」、「sweet heart」、「Perfume of Love」と4枚連続でリリースされたシングルのラストを飾った作品。

アルバム『Relation』に収録されている。

Relation
globe
エイベックス・トラックス (1998-12-09)
売り上げランキング: 64,413

「wanna Be A Dreammaker」、「Sa Yo Na Ra」、「sweet heart」はオリコン週間チャートで一位を獲得したが、「Perfume of Love」はL'Arc〜en〜Cielの「snow drop」に阻まれて二位だった。

ラルクに勝てなかったことにも象徴されるように、このころの小室に一時の勢いはなく、下り坂にさしかかっていた。

「wanna Be A Dreammaker」はこの年のレコード大賞を受賞しているが、子供心に「何だこの茶番は」と思った記憶がある。

オーソドックスなバンドサウンド、なのに抑えきれないTK感

そんな下り坂でリリースされた「Perfume of Love」だが、この曲はいい。

今聴いても古びていない名曲だと思う。

小室サウンドが最先端だったかはさておき、最先端の音はすぐに古くなる。

ここ3, 4年猛威を奮った(いわゆる)EDMはもうすでに古臭いし、最近のヒップホップに蔓延するトラップも三連符のフロウも陳腐化しつつある。

小室プロデュースの曲を聴き返すと、曲によってはプリセットのリズムトラックをそのまま使ったみたいな安っぽさがあるが、「Perfume of Love」の音像は普通のバンドサウンド。

時代を感じさせない。それがいい。

サウンドはオーソドックスなのに、一聴して「小室だ!」と分かるのもすごい。

TK感を醸し出しているのは、なんといってもそのメロディーとKEIKOの歌声の力強さ。そして合っているのか合っていないのかよく分からない小室哲哉自身によるハモリ。

マーク・パンサーのラップ(語り?)は3周くらい回って新しい気もする。

歪な構成

「Perfume of Love」はただの真っ当な名曲、というわけでもない。

この曲の構成は普通ではない。

こんなの。

(イントロ) - サビ
RAP - Aメロ - サビ - Bメロ - サビ
RAP - Aメロ - サビ - Bメロ - サビ - サビ

やたら長いイントロ。
執拗に繰り返されるサビ。

歪な構成が異様なほどの緊張と不安感を生み出している。

小室哲哉が書く、不倫や破局の香りが漂う歌詞

そして歌詞。

このころのglobeというか小室哲哉の歌詞にはどことなく不倫や破局の香りが漂っている。

いつもは 指輪をはずしていたのに
どうして 昨日は腕も組んでいたの?
あなたが待ち合わせ決めた場所なのに
今日は久しぶり仕事で遅れそう
Can't Stop Fallin' in Love (1996)

あなたを信じたら
あなたと死ねたら
あなたと静かな
運命の絆 永遠の愛情
Wanderin' Destiny (1997)

君の名前はずっと忘れずにいたいよ
できたら繋いだ手の温もりも
どうして離れて忘れていかなきゃいけない
Perfume'f love
香りだけ残って
Perfume of Love (1998)

「Perfume of Love」には「体中に香水かけて気付かせてみたい」という怖すぎる歌詞も登場。

華原朋美と別れたのは1998年12月らしいが、当時の小室が実際にどういう状況だったのかは分からない。別に自身を投影したものではないのかもしれない。

ただ、ミスチルの不倫ソング「Love is Blindness」のように切迫した歌詞は胸に迫る。

君の名前はずっと忘れずにいたいよ

オーソドックスなバンドサウンドながら溢れ出るTK感。どこか影のある歌詞。

「Perfume of Love」は名曲だ。

そしてそんな曲をつくった小室哲哉はやはり稀有な才能を持った人だと思う。

今の小室哲哉に対して「復活を待ってます」と無邪気に書くことはできない。代わりに歌詞を引用しておきたい。

君の名前はずっと忘れずにいたいよ
globe - Perfume of Love

もう一曲。

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