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スラムダンクで一番カッコいいのは水戸洋平だとオレは思う

夏休み、衝動的にスラムダンクを読み返した。定期的に読みたくなる、それが名作というものだ。

魅力的でかっこいいキャラが目白押しのスラムダンク。

その中でも誰が一番かっこいいかと言えば、断然、水戸洋平。

知る人ぞ知るマニアックなキャラではないし、あえて宣言するようなことでもないが、完全に水戸洋平。

海南の小菅や陵南の植草あたり、あるいは名もなきモブキャラをチョイスして通ぶりたい気持ちをぐっと抑えて、やっぱり水戸洋平。

そもそもスラムダンクが好きだと言っているのに何を通ぶる必要があるのか!

ということで、今回は水戸洋平の素晴らしさを思いのままに書き連ねたい。

なんか目次が「水戸洋平」だらけになってしまった。ゲシュタルト崩壊してしまいそう。

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水戸洋平はイケメン

まず、水戸洋平はイケメンである。

完全なる主観だが、美形のキャラがたくさん登場するスラムダンクの中でも屈指のかっこよさだと思う。

真っ直ぐな眼差しに女子はイチコロだ。女子じゃなくてもイチコロだ。知らんけど。

水戸洋平はキレ者

そして、水戸洋平はキレ者である。

三井寿がバスケ部をぶっ潰しにやってきたとき、とっさに機転を利かせ自らが罪を被りバスケ部を守った水戸洋平(第9巻 P9)。

あの状況で即座にそんなシナリオを描いて場を収める水戸洋平をキレ者と呼ばずして、誰をキレ者と呼べばいいのか。

和光中三馬鹿トリオの高宮、大楠、野間、そして馬鹿王・桜木に囲まれながら、桜木軍団の中でただ一人バカと呼ばれていない男、それが水戸洋平である。

きっと普通のサラリーマンになってもすぐに頭角を現すだろう。

水戸洋平は強い

さらに、水戸洋平はケンカが強い。

堀田の手下三人をひとりで倒し(第7巻 P58)、さらにそのまま三井を圧倒する(第8巻 P16)ほどの実力。三井が弱いんじゃないかという説もあるが、作中で屈指の強キャラである鉄男にも引けを取らないあたり、その強さはハンパなものではないはずだ。

水戸洋平は良き理解者

イケメンとかケンカが強いとか小学生みたいなことを書いてきたが、実はそんなことはどうでもいい。

水戸洋平の最大の魅力は主人公・桜木花道の最高の理解者であるということだ。

桜木花道が多くを語らずとも、水戸洋平はその気持ちを理解する。

例えば、物語の序盤。

花道「洋平、オレちょっと用事思いだした。いっていいか?」
洋平「準備運動にもならなかったな」(さっさと行けよ的な手振りをしながら)
第2巻 P21

バスケ部の練習から飛び出してきた花道が、本当は戻りたがっていることを察しているのだ。

さらに花道を行かせたあと、不良に向かって「幼稚園児でも知ってるぜ。赤は『止まれ』だ」とさらりと名言を吐く水戸洋平。かっこよすぎでしょう。

物語の終盤、山王戦でも花道の状況を理解しているのは水戸洋平ただひとり。

高宮「花道―っ!!」
洋平「……はムリだ!」
野間「ああ!とても花道なんかがどーにかできる状況じゃねえ!」
洋平「いや……それよりあいつ、なんか変だ」
第30巻 P160

背中を痛めた花道の異変にただひとり気づく洋平。そして流川と花道の関係性まで深く理解したセリフをつぶやく。

洋平「……いや1人……花道を動かせるとしたら……」
第31巻 P22

かっこよすぎ!!
水戸先生はなんでもお見通しだよ!

実はNo.2が好きなだけなのかもしれない

…とここまで書いてきてふと気づいたが、自分は単純にメインキャラを支えるNo.2や側近みたいなキャラクターが好きなだけかもしれない。

他のマンガでもそういう立ち位置のキャラクターが昔から好きだ。

キングダムでいえば騰、最近では介億。
ろくでなしブルースでいえば葛西の友達、坂本。
幽遊白書でいえば仙水を支える樹。

そして、なぜNo.2のキャラが好きかといえば、きっと自分がNo.1の器じゃないことを理解しているからなのではないか。キラキラ輝くNo.1にはなれないけどせめてそれを支える存在になりたい、という気持ちがNo.2キャラへの憧れに繋がっているのかもしれない。

なんか切なくなってしまったが、水戸洋平のような男になりたい。豊玉の金平監督に感情移入してしまうような年齢になっても、水戸洋平はいつまでも憧れの存在なのだ。

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