Amazonプライムビデオで振り返るモヤモヤさまぁ~ず名場面
Amazonプライムビデオの「最近追加されたTV番組」を何気なく見てたら、「モヤモヤさまぁ~ず2」の文字が!
クリックしてみると、最初の特番の北新宿(2007年1月3日)から深夜時代を経てゴールデン1時間時代の門前仲町(2010年11月28日)まで、たっぷりと公開されている。Amazonプライム会員なら無料。これはうれしい。
すべての回が網羅されているわけではない。深夜のノリというか深夜ラジオのノリだった『のまのま鉛筆プレゼントハガキ抽選会』とかは見たかったけど無かった。
あと、残念なのがBGM。
公園のシーンでBlurのPark Lifeが流れたり、座禅のシーンでZAZEN BOYSが流れたり、音楽好きはニヤリとしてしまうBGMの選曲がモヤさまの楽しみの一つだが、Amazonプライムビデオでの配信版ではDVDと同様に権利の関係で別の曲に差し替えられている。
とはいえ、深夜時代のあのノリを楽しめるのは最高。メジャー感あふれる今のモヤさまもそれはそれで面白いんだけど、やっぱり深夜時代のあの雰囲気は唯一無二。
この機会にあらためてモヤモヤさまぁ~ずの名作回・名場面を振り返りたい。
思い出のお店
モヤモヤさまぁ~ずといえば食事シーン。そのへんの何の変哲もない町の食堂みたいな店で普通の定食を黙って食べる三人。そしてそれを黙って見守る視聴者たち。
美味しそうなものも美味しそうじゃないものも、何もかもが思い出深い。
あの日の鉄板(北品川)
88歳の畑山そよ子さんが営む「スナックキャンドル」でお好み焼きを食べる三人。
年季の入った鉄板を見た大竹がとぽつりとつぶやいた「あの日以来かな…?」という郷愁を感じさせる切ないフレーズが忘れられない。名言。
悲しいダジャレから脈々と続くワードセンス。放送から10年くらい経っているのに、言葉のチョイスも潔癖ぶりも今と変わっていないのが面白い。
お好み焼きは(意外と)美味しそうだった。
- シーズン2: 『7. 北品川の井戸おやじ/ルノナールな北品川』
かわうそくん(幡ヶ谷)
嵐のためロケが中止となった幡ヶ谷にリベンジしたこの回。前回、雨宿りがてら入った店「お食事処・かわうそ」に再訪。
ラーメンと書いてある提灯をぶら下げておきながらラーメンを置いていなかった「お食事処・かわうそ」だったが、いつの間にか「唐揚げ専門店・かわうそくん」になっていた。
前回食べた半生の牛カツの思い出がよぎったのか結局なにも食べずに立ち去る三人と店主の何とも言えないやり取りが、ザ・モヤさま。
- シーズン4: 『9. 嵐の幡ヶ谷リベンジ大会』
良心的な店・あさひ(神田)
「良心的な店」という看板をデカデカと掲げている衝撃の店「あさひ」。
自分で言うと途端に良心的じゃない感じがするが、店主は見るからに良心的。
- あしかと書いてあるロバ、あひると書いてあるニワトリ
- 値上げを申告する値札
- 拾ってきたサイン色紙(大量)
- 「味見ってあんまりしないんですよね」
と、ついつい箇条書きにしてしまうほど色々あった店「あさひ」。あまりの撮れ高のため、まさかの週またぎ。2週連続での登場となった。
謎のアイテム
このご時世ちゃんと客は来ているのか不安になるようなオモチャ屋やアンティークショップを訪れるシーンも初期モヤさまの見どころの一つ。
そんなお店に眠っていた謎のアイテムが我々を楽しませてくれると、時が流れても色褪せないものがあるんだ、ということに気付かされる。…それは言いすぎかもしれない。
おしゃべりふくろう(白金)
オモチャも売ってる文房具屋で、話しかけた音声をリピートするフクロウに出会った三人。
一世を風靡したファービーの劣化版みたいな安っぽいオモチャだが、絶妙な間とタイミングで話に入ってくる達者なフクロウだった。
- シーズン3: 『5. セレブじゃない白金/白金の素敵なフクロウ』
その2年後、南千住の回でまさかの再登場。
- シーズン7: 『8. 南千住でネズミ捕りの威力実験』
ソピック(恵比寿)
1975年に発売されたという音楽機器「ソピック」。
付属のカードに本体を載せると曲が流れるという夢のハイテクマシンだったが、30年以上の時を経てどこかが壊れてしまったのか、伸びたテープのような奇妙なメロディーを奏でた。
ちなみに値段は店主も知らない。
- シーズン3: 『7. 恵比寿は兄弟だらけの街/恵比寿でソピック・イントロ・ドン!』
とてちてバード隊(大井町)
大人買いの店で、フタを破って小さなオモチャを取り出すというクジ引き的な遊びを楽しめるチャンスチャンスボックスを購入した三人。
- しゃかりきハリボ
- とてちてバード隊
- とんとん野郎
など、秀逸な動きをするオモチャが目白押しだったが、さまぁ~ずの二人の心を掴み優勝したのは大江アナが引き当てた「とてちてバード隊(ペリカンバージョン)」だった。
ネーミングがいい。とてちて。
- シーズン7: 『1. 大井町でレインボーカキ氷/笑わない大井町のお肉屋さん/大井町のとてちてバード隊』
あの頃の大江アナ
キャスターへと華麗なる転身を遂げた大江麻理子さんだが、ここでは大江アナと呼びたい。さまぁ~ずの二人をして「最高の相棒だった」と言わしめた大江アナ。この人の存在がモヤさまを支えていたと言っても過言ではないだろう。
そんなあの頃の大江アナを思う存分堪能できる。そう、Amazonプライムビデオならね。
ワキ汗パラダイスの大江アナ(駒込)
もはや伝説となったワキ汗パラダイスももちろん公開されている。
OAは9月、ロケ日は恐らく夏真っ只中の8月。暑さに加えて汗が目立ちやすい生地の衣装のため、ワキから背中まで汗が主張してしまった。
肉まん屋の冷凍庫でワキを涼む大江麻理子先生の作品が見れるのは「モヤさま」だけ!
- シーズン2: 『5. 駒込はワキ汗パラダイス/小技が効いてる田端』
接地していない大江アナ(高円寺)
三村といえばセクハラ。セクハラというと深刻な感じがするが、小学生男子が好きな女子にちょっかいを出している感じ。
自転車にまたがる大江アナが接地しているのかしていないのかがどうしても気になる三村だった。
- シーズン2: 『1. 接地している新高円寺/高円寺でお腹パンパン』
ゴールデン進出後も登場。
- シーズン8: 『3. 原宿でティンした謎の黄色い男』
ちなみに三村がクローズアップされがちだが大竹もそこそこやってる。むしろ自転車を前後に動かす大竹のほうがヒドいような気もする。
限界突破している大江アナ(蒲田)
女性に対してあの頃は可愛かったよねとか言うヤツは最低だ。ましてや、今も美しい大江さんにそんなことを言うなんてもってのほかだ。そんなヤツはアウトレイジビヨンドの加瀬亮のヤラれ方でヤラれてしまえばいい。
が、しかし。
それでも私は言いたい。敢えて言いたい。例えば人道に背く行為というなら、虫ケラとなって言いたい。この蒲田の回の大江アナは最高だ。
可愛さと美しさが同居している。可愛さと美しさ、どちらも限界突破している。
さあ、網膜に焼き付けろ!
- シーズン5: 『4. デブなムーちゃんは蒲田の犬/蒲田のデパート屋上遊園地』
ちなみに次点はコスモキャベツの思い出ノートも登場する自由が丘の回。偶然大学の同級生に出会い素の表情が見えるところもいい。
- シーズン5: 『9. 自由が丘のキャベツノート/全品サラダ付きの自由が丘』
テレビ東京さん、Amazonさん、ありがとう
いやあ、モヤさまって本当にいいもんですね。
テレビ東京にお礼を言えばいいのか、Amazonにお礼を言えばいいのか分からないが、ありがとうございます。
記憶に残っている回だけをザッと見たが、見ているうちに次から次へといろんな思い出が蘇ってきた。バク肉とかロジェとか、乳首を落とす大江アナとか。これはもう最初から見直すしかないな。
ビビっときた方は、ぜひプライム会員ご検討ください。無料期間中に一気に見るのもアリでしょう。
ついでに、これからの季節は防水タブレットも激オススメです。お風呂タイムのクオリティが64倍くらいアップします。私はこれから毎日湯船で一本ずつモヤさまを鑑賞していく所存です。