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『ルミネtheよしもと』で人気芸人のネタを生で見て感動した

少し前の話になるが、新宿にある吉本の劇場『ルミネtheよしもと』に行った。

行ってみたいな、と思って何気なく公式サイトの出演者のスケジュールを見てたらあまりにも豪華な顔ぶれの日があったので、有給という名の一日外出券を取得して行ってきた。ハンチョウ・大槻も納得の有意義な一日になった。

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ルミネtheよしもと情報

チケット

半月前くらいに「チケットよしもと」からチケットを購入。ユーザー登録が必要で若干面倒だったが特に引っかかるところは無かった。Webでの購入のほか、電話での購入や劇場窓口での購入、チケットぴあやローソンチケットでの購入も可能。

チケットの値段は基本的に以下の通り。

  • 平日(70分公演): 前売券2000円、当日券2500円
  • 土日祝(110分公演): 前売券4200円、当日券4700円

公演時間、値段は出演者によって多少変わる場合がある。また、単独ライブなどのイベントも特別価格になる。

いずれにせよ、前もって行くのが決まってる場合は前売りを買ったほうが絶対お得。劇場窓口で発券できるので、チケットを無くしたりする心配もない。

座席

座席指定は出来ないが、購入が早ければ早いほど前の方のいい席になる模様。複数枚買うとちゃんと連番(隣の席)になるので安心。

今回は半月前くらいの購入で前から4列目。舞台に近くてかなりの迫力だった。そんなにバカでかい会場ではないので、後ろの方でも楽しめるとは思う。端の席だとちょっと見にくいかもしれない。

座席番号と場所は以下の画像を参照。

ルミネtheよしもと 座席表

豪華すぎる出演者ラインナップ

行ったのは2017年10月17日。

豪華すぎる出演芸人のラインナップを見よ!

  • (前説)放課後ハートビート
  • キングコング
  • チョコレートプラネット
  • 千鳥
  • ウーマンラッシュアワー
  • ジャングルポケット
  • 野性爆弾
  • パンクブーブー
  • 村上ショージ

どうですか。M-1やキングオブコント、THE MANZAIのファイナリスト・優勝者たちばかり。わざわざ有給を取った私の気持ちが分かっていただけるだろうか。興奮をご理解いただけるだろうか。

生で芸人たちの輝きを見た感想

で、実際に生で見た感想。

おもしろかった!

この一言に尽きる。本当に全組おもしろかったし、それぞれが魅力的だった。

キングコングとウーマンラッシュアワーは西野と村本のSNSでの発言ばかりが注目されてるが、ネタをしっかりやってて嬉しかった。流石だなと思った。

生で見る野性爆弾・くっきーの存在感にビビった。強面で怖いはずなのに、なぜかポップな雰囲気をまとっている。川島邦裕じゃなくてくっきーという名前が似合っている感じ。ネタは野性爆弾の狂気が見えてよかった。

チョコプラはIKKOさんのモノマネで旬の味を楽しませてくれた。ジャンポケは3人とも演技派だったし、パンクブーブーの巧みなネタには唸らされた。

そのほか特に印象に残ったことを書いていきたい。

政治問題に切り込むウーマンラッシュアワー村本

最近はツイッターやAbemaTVなどで政治的な話題について発言することも多いウーマンラッシュアワーの村本大輔。

この日は、福井の原発問題や熊本・福島の仮設住宅問題、沖縄の米軍基地問題、さらにはアメリカへの思いやり予算まで盛り込んだ時事ネタ(風刺ネタ?)を披露していた。

漫才として面白いか面白くないかはさておき、バイトリーダーのネタのころから変わらない早口は生で見ると圧巻。終盤、村本がヒートアップしてきたところで後ろの席から「すごいツバ飛んでる…」という引き気味の女性のつぶやきが聞こえてきたのに笑ってしまった。ネタに集中しろ!

中川パラダイスの操り人形っぷりに拍車がかかっていたのがちょっと可哀想。今のスタイルだったら村本ひとりの独演(漫談?)のほうが合ってるんじゃないだろうか。

心の奥底に潜むヤバさでいえば村本の比ではないはずの中川パラダイスがもっと注目されてほしい。

ノリにノッている千鳥

やっぱり千鳥はスゴかった。人気芸人揃いのこの日のなかでも一番の歓声だったのではないだろうか。

ネタは『寿司屋』。

テレビで何回も見たことのあるネタだったけど最高におもしろかった。

千鳥のネタはどこからどこまでがアドリブなのか分からないところがすごい。特にライブだとそのアドリブ感がより活きてくる。「今ここでしか見られないものを見てる!」という感じがしてドンドン引き込まれていく。本人たちも楽しんでいるのが伝わってくる。ノッてるね。

ルミネは持ち時間10分で、テレビでのネタ時間より長いのもいい。昔「ワシらには賞レースの持ち時間は短すぎる」と言っていたのにも納得。尻上がりに盛り上がっていって後半は客席がずっと沸いていた。

ちなみに「アウトレイジの殺し方!加瀬亮の…」がこの日の個人的な最大爆笑ポイント。

「あらじゃい」と「イカ二貫!」が生で聴けてうれしかった。今度は「赤じゃあ!」も聴きたい。

村上ショージの凄み

トリを飾ったのは村上ショージ。

それまでの出演陣がすごすぎたので正直そんなに期待してなかったけど、負けず劣らずの面白さで驚いた。

やったのは『紙切り漫談』。テレビで見たことのあるネタだったし、語り口がものすごく滑らかというわけじゃない。が、大爆笑だった。紙切りをぐしゃぐしゃにするところは文字通り客席が揺れた。村上ショージ力(むらかみしょーじりょく)としか言いようのない力を感じた。

一人で出てきて、喋って、客を爆笑させて、帰っていく。

かっこよすぎだろう。

前説は大切

はじめてお笑いの舞台を生で見て感じたのは、前説って大切なんだな、ということ。

よくM-1などの賞レースで、トップバッターは不利とか、場が荒れて客の空気が…、とか言うけど、「なるほど確かに」と思った。見ているこちら側が笑うモードになっていないと、どんなに面白くても、面白いと感じていても、笑い声はなかなか出てこない。一回笑うと普通に声を出して笑えるようになってくる。

今回も、前説の放課後ハートビートで温まって、トップ出番のキングコングの途中でようやく完全に客席の準備が整ったのを肌で感じた。確かに賞レースのトップバッターは不利だわ、と身をもって認識した。

ちなみに、この日の前説を担当した放課後ハートビートのツッコミは年末の「笑ってはいけない〜」で毎年ハリセンを持つ真っ黒い鬼をやってるそうです。こういうキャッチーなツカミネタを持ってるのも大切だと思った。

さあ、みんなも劇場に行くんだ

はじめてのルミネtheよしもとは期待してた以上に楽しかった。ライブはやっぱりいい。

一回行ったくらいで偉そうに言うのも恥ずかしいけど、みんなもっと劇場に足を運ぶとイイと思う。ルミネtheよしもとは新宿駅直結で南口出てすぐだし、平日19時開始とかのイベントもあるので、残業しないで切り上げれば仕事が終わったあとでも行ける。心の底からオススメしたい。

さあ、みんなも劇場に行くんだ。たぶん楽しいと思うよ。

…これは完全に蛇足ですが、吉本興業さん(よしもとクリエイティブ・エージェンシーさん?)、芸人のみなさんへのギャラをもう少し上げてあげてはいかがでしょうか。ルミネのワンステージのギャラが、FUJIWARAが1万6000円、ライスが5000円はさすがに安すぎる気がします…。

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