カミナリはM-1グランプリ2016で人生を変えた
M-1グランプリ2016が終わった。感じたことを書く。
大混戦のM-1グランプリ2016
優勝は銀シャリ
最終決戦に進んだのは、銀シャリ、和牛、スーパーマラドーナ。和牛は敗者復活だったものの3組とも昨年の決勝進出コンビで、順当に駒を進めた感じ。確かにどのコンビも面白かった。個人的には和牛のねちっこいネタが好きだった。
優勝したのは銀シャリだったけど、どのコンビが優勝してもおかしくなかった。審査員の松本人志も語っているように、最終決戦は僅差の戦いだったと思う。
松本は「スーパーマラドーナがすごかったね。あれで相当プレッシャーを与えられた中で(銀シャリは)よくやったなって」「今までで一番の僅差じゃないかな」といい、3組が繰り広げた激戦を讃えていた。
「M-1グランプリ2016」優勝は銀シャリ 松本人志「今までで一番の僅差」 - ライブドアニュース
突き抜けたコンビがいなかったと言ってもいいかもしれない。
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一番印象に残ったのはカミナリ
そんななか、強烈な印象を残したのがダークホース枠のカミナリだった。
昔のようにお笑いコンビを貪欲に追うこともなくなった自分にとって、M1グランプリやキングオブコントの楽しみの一つは、新たな才能に触れること。去年のM1のメイプル超合金のように、こんなヤツがいたのか!という驚きを感じることだ。今年はそれがカミナリだった。
カミナリの結果は7位。
1位 470点: 銀シャリ
2位 469点: 和牛
3位 459点: スーパーマラドーナ
4位 448点: さらば青春の光
5位 446点: アキナ
5位 446点: ハライチ
7位 441点: カミナリ
7位 441点: スリムクラブ
9位 436点: 相席スタート
順位だけ見ると下位グループ。だけど、今大会で人生を変えたのは優勝した銀シャリではなくカミナリだと思う。
底知れぬカミナリの魅力
ネタがいい
決勝で披露したネタのテーマは川柳。
シブい。オール巨人は昭和の匂いがすると評していた。基本を押さえたキッチリした漫才の上に爆発力のあるツッコミをのせていく。安心感があるけど安心感だけで終わらない感じ。好きです。
キャラもいい
強面だけど優しそうな、ボケの竹内まなぶ。
激しいドツキが忘れられない、ツッコミの石田たくみ。
最初に目立つのは甲高い茨城弁のツッコミ・石田。敗退が決まったときに暫定ボックスでスリムクラブ・内間の頭を思いっきり叩くという度胸のよさも見せていた。
「カミナリじゃねえな、おめえ!」
あのシーンは今大会のハイライトの一つだと思う。
ボケの竹内もまだまだ底が見えない感じがする。おもしろオーラを感じる。おもしろオーラって何なんだよと言われても説明できないけど。
実はインテリ
プロフィールを見ると、ふたりとも結構インテリ。早稲田と帝京。
竹内まなぶ
【 学 歴 】早稲田大学 政治経済学部 経済学科 中退
…
石田たくみ
【 学 歴 】帝京大学 文学部 教育学科 卒業
【 免 許 】中学高校第一種教員免許(英語)
カミナリ- 株式会社グレープカンパニー
実は同志社大卒というメイプル超合金のカズレーザーを彷彿とさせる。いろんな引き出しがありそう。
今後が楽しみ
好みは分かれそうだけど、ブレイクしそうな匂いがプンプンする。
さまぁ~ず三村もtwitterで言及していた。
銀シャリは、上手いから優勝する。あとは、カミナリがどうなるのか。俺は面白いと思った。昼間から見られたらよかったなぁ。お笑いのファンより。
— 三村マサカズ (@hentaimimura) 2016年12月4日
ふたりとも1988年生まれの28歳、まだまだ若い。楽しみが一つ増えた。注目していきたい。