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『めちゃイケ・中居ナイナイ日本一周FINAL』と片岡飛鳥にガッカリした

基本的にこのサイトでは面白かったものや好きなものについてして書いていない。つまらなかったものや嫌いなものについて書いても楽しくないからだ。

が、今回はガッカリしたことを書きたい。『めちゃイケ・中居ナイナイ日本一周FINAL』(2018年1月2日放送)とその総合演出・片岡飛鳥について。

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『めちゃイケ・中居ナイナイ日本一周FINAL』の感想

無理がありすぎる設定にガッカリ

AbemaTVで「新しい地図」の3人(稲垣、草なぎ、香取)がやった『72時間ホンネテレビ』にひっかけた『72時間ホンネの旅』というサブタイトルに気合と覚悟を感じて、とても楽しみにしていた『めちゃイケ・中居ナイナイ日本一周FINAL』だったが、非常にガッカリした。

何にそんなにガッカリしたかというと、無理がありすぎる設定。

12/31〜1/2の2泊3日という設定はあまりにも無茶苦茶だ。

元日『爆笑ヒットパレード』の生放送で司会をしていたナインティナインはなんだったのか。

筋が通ったウソをついてほしい

『めちゃイケ』がガチだなんて誰も思っていない。
ガチでやれとも思っていない。
全部台本だってみんな分かってる。

それでも筋が通ったウソをついてほしかった。

乱入するライブが大晦日のジャニーズカウントダウンしかなかったのかもしれないが、それなら日程の設定を12/30〜1/1にしてライブ終了後に最後のパーティーをやったことにするとか、他にやり様はいくらでもあっただろう。

楽しめるコントと楽しめないコント

いつからだったか『中居ナイナイ日本一周』はラストで「この番組はフィクションです」と出るようになった。今回も出てた。

が、フィクションだとしても別の時空の話を見せられたら楽しめない。

ADが海に落ちたり中居くんが獅子舞の格好のまま街中を走りまわったりするというコントは楽しめても、その時間に東京で生放送をしているはずのナインティナインが大阪の焼肉屋にいるというコントは高度すぎて自分には楽しめない。

もっと『ホンネ』が見たかった

結局、福岡での博多華丸・大吉と中居、ナイナイの何のひねりもないトークが一番おもしろかったし、一番グッときた。たぶんあの部分が一番『ホンネ』だったからだろう。

他のコーナーも全体の構成も、もっと『ホンネ』が見たかった。

たとえ本当は『ホンネ』じゃなくても、『ホンネ』だと思わせてほしかった。

フジテレビの良心だった片岡飛鳥

『めちゃイケ』の「総監督」としてスタッフロールにクレジットされている、片岡飛鳥。

『とぶくすり』や『新しい波』を手がけ、人事異動でバラエティの現場を離れることになったときには27時間テレビ(2012年)でとんねるず石橋貴明や明石家さんまが言及していたほどの実力者。

ちなみにこのツイートの「小松」は小松純也のこと。

片岡飛鳥は天才だ。

総合演出を務めた2004年の『FNS27時間テレビ』(総合司会:ナインティナイン、中居正広)は史上最高の長時間生放送番組だったと思う。

それだけに、今回の『日本一周FINAL』には心の底からガッカリしてしまった。

『ヨモギダ少年愚連隊』でただの高校生ヨモギダくんと岡村の大学受験を最高のバラエティに仕上げた片岡飛鳥の手腕はこんなもんじゃないだろう!

バラエティ番組の終わりは悲しい

中居正広が言うように、バラエティ番組の終わりは悲しい。

今回の『日本一周FINAL』でも言っていたし、たしか『いいとも』のグランドフィナーレでも言っていた。(『スマスマ』ではそれを言う機会すら与えられなかった)

終わりが決まっているドラマとは違って、バラエティ番組は人気があれば基本的には終わらない。元気なうちは終わらない。

終わるのは面白くなくなって誰も見なくなったときだ。元気がなくなったときだ。

伝説的な番組でも同じ。 例えば、『ダウンタウンのごっつええ感じ』も終盤は面白くなかった。フジテレビから連絡なく野球中継に差し替えられたことに松本人志が激怒して終了(打ち切り)という突然死のような終わり方だったが、実際はその前から既に死にかけていた。

ピークで終わることはなく、衰えた姿を見せて終わる。

だからバラエティ番組の終わりは残酷で悲しい。

『めちゃイケ』はまだ終わっていない

ここ数年は明らかに衰えた姿を見せていた『めちゃイケ』だったが、まだ終わっていない。最終回まで残り3ヶ月ある。

今回の『中居ナイナイ日本一周FINAL』は残念だったが、最後の最後で目映い輝きを見せた『いいとも』のように、『めちゃイケ』も光り輝いてほしい。

片岡飛鳥が率いる『めちゃイケ』チームを信じている。

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