ミスチル桜井和寿もカバーした、乃木坂46「きっかけ」が名曲
なんとなく聴いてみたらまさかの感動
ちょっと前のニュースだけど、ミスチルの桜井和寿がライブで乃木坂46の曲をカバーして話題になった。
桜井が乃木坂の楽曲を熱唱したのは、7月5日に日本武道館で行われた、JUN SKY WALKER(S)のベーシストで音楽プロデューサーの寺岡呼人が主宰するライブイベント「寺岡呼人presents Golden Circle 第20回記念スペシャル~僕と桜井和寿のメロディー~」でのこと。
観客1万3000人を前にして、桜井と寺岡、さらにキーボードを担当していたKを合わせた3人で歌唱したのが、乃木坂46の2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録された「きっかけ」だった。
ミスチル桜井和寿が乃木坂46の「神曲」をカバーしファンが大コーフン状態に / アサ芸プラス
いまさらだけど、ふと思い出して聴いてみたら、これが本当に名曲で泣いた。
乃木坂46、きっかけ。
今年の5月に発売された2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録されているリード曲。作詞はもちろん秋元康で、作曲は杉山勝彦。
Youtubeにミュージックビデオがアップされてる。Google Play Musicにもあった。
胸に沁み入る歌詞がいい
歌詞がいい。すごくいい。なんかいろいろ迷ってる人にはぐっとくる歌詞だと思う。
決心のきっかけは時間切れじゃなくて
考えたその上で未来を信じること
後悔はしたくない
思ったそのまま
正解はわからない
たった一度の人生だ
引用したのは一部分だけだけど、最初から最後まで流れるような詩。さすが秋元康。「川の流れのように」を書いただけある。プロの作詞家の本気はやっぱりすごいと思った。
全文はこちらから。
信号のくだりとか、うまいこと言うなあ、と思う。
歌詞に負けていない曲がいい
曲もまたいい。イントロからこれでもかというぐらいの名曲感を醸し出している。
Aメロ、Bメロ、サビ、すべてがいい。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。いや、ホントに。
イントロにもなっているBメロが特に好きだ。大サビ前の転調する部分(ほら 人ごみの誰かが走り出す〜のところ)はベタだけど好きにならずにいられない。
ちなみに、作曲の杉山勝彦は詩が先で後から曲を作るらしい。
テーマを第一としているため、作詞のあとに作曲を行う。これは自ら作詞する場合のみならず乃木坂46のように作詞を他の作詞家が手がけている場合でも基本は同じである。
杉山勝彦 - Wikipedia
名曲にしてくれと言わんばかりの歌詞に曲を書く。すごい緊張感。まさにプロの仕事だ。
桜井和寿カバーバージョンも聴いてみたい!
この曲をミスチルの桜井さんが聴いて、それをライブでカバーしたというエピソードがまたステキ。アイドルの曲とかそんなの関係なくいいと思った曲を歌う。すばらしい。
このニュースがなかったら、たぶんこの名曲を知らずにいただろう自分のアンテナの低さが悲しい。無意識のうちにシャットアウトしてるものがいっぱいあるような気がする。先入観を持っていてはいけない。
それにしても、桜井バージョンも聴いてみたいよなあ。Bank Bandでもなんでもいいのでお願いします。