愛しさと切なさと心強さとWeezer
Weezerの何が好きなのか?
Weezerの何が好きなのか?と問われたら、なんと答えるだろうか。
美しく親しみやすいメロディーだろうか。
弱々しい見た目とは裏腹な力強いポップさだろうか。
親日家のリヴァース・クオモのキャラクターに惹かれたのだろうか。
確かにそれもあるかもしれない。でも、自分ならこう答える。
切なさだ。
Weezerの何が好きなのか?と問われたら、Weezerにしか出せない切なさが好きなんだと答える。
切なさとは何か?
そもそも切なさってなんなんだと言われると、ちゃんと説明できない。
例えば、外国人に「切なさって何?どういう意味デスカ?」と聞かれたらちゃんと答えられる自信がない。
調べてみると英訳としてpainfulという単語が出てくるけど、しっくりこない。単純につらいとか苦しいとかとは違う、やるせなさが含まれたあの感じをどう伝えたらいいのだろう。
そして、気付いた。
Weezerを聴かせればいいのだと。これが切なさなのだ。Weezerを聴いたときにお前が感じる気持ち、それこそが切なさなのだと答えてやればいいのだ。
切なさとWeezer
ということで、ちょっと聴いてくださいよ。切なさを感じてくださいよ。あんまり先入観をもたせるのもよくないけど。
Island In The Sun
代表曲といってもいいくらい有名で人気のある曲。3rdアルバム「Weezer (Green Album)」から、Island In The Sun。
陽のあたる島、という題名とは裏腹にどこか物悲しいメロディー。太陽が燦々としているというよりは夕暮れのイメージがする。
Jacked Up
最新作「Weezer (The White Album)」の中で一番グっときたのが、この曲。9曲目、Jacked Up。
声もメロディーも切ない。そして歌詞も切ない。
Oh, why, why, why do my flowers always die?
ちょっと切ない切ない書きすぎたけど、Weezerのこの感じがたまらなく好きなんですよ。
愛しさと切なさと心強さと
で、切なさといえば愛しさと心強さも忘れてはいけませんね。切なさの裏には愛しさと心強さがあるんだと考えると、小室哲哉は作詞家としても大したもんだと思いますよ。
最近の若者には通じないだろうし、脱線しすぎなんで小室哲哉は置いとくとしても、愛しさと切なさと心強さと、というのはWeezerをよく表しているような気がしてきた。切なさ成分強めだけど。
Jacked Upだけじゃなく、アルバム「Weezer (The White Album)」は他の曲も粒ぞろいの名盤。愛しさと切なさと心強さを感じてください。Amazonのプライム会員ならプライム・ミュージックで無料で聴けます。